台風

1歳の夏。

大きめ台風が来た日、ヒロキ父ちゃんは出張でお留守でした。 

まだ、車の乗せおろしは抱っこで2往復の頃。

どんどん上がっていく川の水位、そして、避難勧告の放送。

急に避難指示とか、水が溢れてきてもすぐに逃げられないので（アパートは1階だし逃げ場がない）、勧告の段階で避難の準備をはじめました。

寝ていた ぷちこちゃんを起こして、雨風の中、車に乗せて。

ビックリして泣くかなぁ？と思いまたしが、キョトンとしたまま２人とも泣く事なく車に乗れました。 

避難所に行こう!・・と思いましたが、考えてみると、１人ずつしか車から降ろせないから、先に降りた子が知らない場所、知らない人たちの中でギャン泣きしそう。

そして、全然じっとしていられない時期だったので、降ろしてから朝までバタバタ動き回って、みなさんに迷惑かけそう。

車で過ごすかなぁと考えていたら、母から電話で「家においで」と言われ、結局、実家に避難することになりました。

実家とアパートは近くて、川が溢れたら実家も同じように浸水する距離ですが、2階があること、大人の手が増える安心感はありました。

コレが0歳の首の座ってない頃だと、もっと大変だっただろうなぁ。

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